株式会社コ・ラボの企業サイトブログ「自社企画」へようこそ。この章では下請け企業の実態を皆様に共有させて頂きます。最終的にはオリジナルブランドNICELYで販売するMilkomedaシリーズの誕生に繋がるはずです…
前話に引き続き、また不思議なお話を。
企業様とのお付き合いの中で、価格交渉をお願いされるケースがあります。
ビジネスですから当然です。
つまり安くしてくださいと言われるという事です。
その理由付けが、横暴では?というケースです。
「来期はオーダーを増やします なので安くしてください。今までの1/2でお願いします」
はい? はっはっ半分ですか? 日本語の「なので」の使い方間違えていませんか??
オーダーが増えるという事は私達の負担は増えるのですよ?
まぁ、大きな規模の商売でしたから、なんとか飲み込みました。
そして、その交渉を持ち掛けた担当者は数日後、退職されました。
そして数年後…
同じ会社様から価格交渉があり
「安くしていただきたいです、全ての納入業者に対して、お支払いする割合を同じにする通達が本社からありました」その金額は私の会社の場合、再度半額での業務提供を迫るものでした。
すべての納入業者に対してですか…
下着特有の難しさなどは考慮しないという事ですか?
大量生産で型紙が簡単な、タオルと同じ率に下がるという事ですか?
さすがに簡単に引き下がれません。
聞けば、タオルの納入業者の価格は据え置きだと…
そして最終的には全納入業者へ正式発表という形で強制的に契約金額は下がりました。
元の契約から考えると1/4です。
そして、その全納入業者に対して同じ率を提唱した方は、まもなく退社されたそうです。
正直大きな企業様の考えなど知る由もありませんが、
もしかすると、退職の直前には価格交渉を通すという最後の業務があるのかもしれませんね。
誰が、なぜ、何を背負って去っていったのか。
残された私たちは、ただ静かに数字だけを見つめて、
黙って今日の仕事を始めるだけです。
モノの値段が下がる これは一消費者からすると嬉しいお話です。
利益率が上がる これが売り手の努力なしに達成できるなら、願ったり叶ったり。
その裏で泣く人がいる事を知らずに過ごせるのなら…
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