株式会社コ・ラボの企業サイトブログ「自社企画」へようこそ。私達のオリジナルブランド「NICELY「で販売するMilkomedaシリーズの誕生までを投稿しています。今回のお話でブラジャーとショーツ共に完成です。
ブラジャー、そしてショーツ。
Milkomedaシリーズには、それぞれに“ふたつの構造”をもった、
名前に恥じない下着がようやく誕生しました。
……けれど、私にはまだひとつだけ、どうしても解決しなければならない課題が残っていました。
それが、「各サイズでの着用検証」です。
私は、下着業界に入って以来、いわゆる「作る人」として、
商品開発の工程に関わってきました。
でも、今でもひとつだけ、不思議に思っていることがあります。
それは
販売されるすべてのサイズで、着用検証を行うケースは、実はとても稀だということ。
ブラジャーの場合、C70が標準的な検証サイズとして使われることが多く、
ショーツであればMサイズでフィッティングを終えた段階で、
そのまま本生産へ進むのが一般的です。
他のサイズでの検証は行われないまま、市場に出ていく。
これは、私が関わってきた多くの現場で、“当たり前”として存在していました。
でも、私はその慣例にも従う事をやめました。
私は、特許技術を搭載し、
今までとまったく違う思想で開発した下着だからこそ、
「すべてのサイズでOKが出なければ、販売しない」
そう決めていました。
そして、検証をお願いしたのは、
契約モデル様ではなく、一般の方々です。
下着モデル様のように、
体型が変化しづらく、契約体重をきっちり維持できるプロではなく
日々の暮らしの中で、
ごく自然に体型が少しずつ変わっていく環境にある人たち。
でも、だからこそ、“現実に近い条件”の中で、着用感を検証することができたのです。
ある意味、モデル様よりも厳しい環境で、
このMilkomedaシリーズは検証されました。
そして、そのすべてのサイズで“OK”が出た。
その結果は、私にとって
自信であり、誇りであり、
そして何よりも、こう言える根拠を与えてくれました。
これなら、心から「あなたに届けたい」と思える。
NICELYが届けたいのは、完璧な設計ではありません。
現実の中で、あなたの体と向き合い、寄り添える“本物”です。
一部サイズの重複はありますが、
述べ14名の方々をアドバイザーとしてお迎えし、
各サイズでの着用検証にご協力いただきました。
またサイズ検証にご協力いただく、ご意思があるものの、既にそのサイズのアドバイザーが決まっている、所謂サイズ被りだった場合、残念ながらご協力を頂けなかったケースもあります。
この場を借りまして、改めて厚く御礼申し上げます。
本当に、ありがとうございました。
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